脚の悪い子猫の保護(エンジンルームに入り込んだ脚の悪い子猫を保護した話)以降、目のケアだったりケージの掃除だったりで子猫をつかまえたり、目薬をさしたり、顔面を拭いたりと子猫さまのいやがることを毎日続けた結果、子猫さまに、すっかり、きっちり「敵」判定されたわたくし、ケージに少しでも近づくだけで、イカ耳全開の顔面で「シャーシャー」と威嚇されます。
水の交換や餌を置くためにケージの窓を開けて手を入れようものなら、「バァアアアアン!」と激しく床を叩きながらの威嚇攻撃をお見舞いされます。
なので、2週間ぐらいは極力子猫さまの逆鱗にふれぬよう、最小限の接触を心がけてきました。
それでも、子猫さまとの距離を少しでも縮めたいわたくしは、ねこじゃらしてきなおもちゃで、子猫さまの興味をひき続けます。
その甲斐もあり、最近はおもちゃでケージの外までおびき出す、もとい、連れ出すことに成功。
子猫さまも夢中でおもちゃで遊ぶようになり、けっこうわたくしの近くまで来るようになりました。
それでも恐怖と好奇心の狭間で揺れ動く「子猫ごごろ」は手に取るようにわかります。
夢中で遊びながらもチラチラとわたくしの顔をみてくる子猫さま。
近づいては離れ、近づいてはケージに戻り、でも遊びたいからUターンしてまた近くにやって来る。
その繰り返しな毎日を続けて、今では餌等でケージの窓を開けて餌を入れても「シャーシャー」と威嚇されることもなくなりました。
それどころか、たまに子猫さまのごきげんが良いときにはノドをゴロゴロと鳴らしながら餌を待つ事すらあります。
そんな感じで子猫さまとの距離が毎日1mmずつくらい縮まっている気がします。
これからも焦る事なく、地道に子猫さまとの距離を縮めて、いつかは自由に子猫さまに触れるようになることを夢見て、日々精進していきます。