自分の人生で初めて音楽を聴いて「かっこいい!!」と思った曲が、小学校低学年の頃に聴いた、Y.M.O.の「RYDEEN」
今では人間よりも猪、鹿、キョン、猿、キジの方が圧倒的に多い我が過疎地集落にも、その当時にはまだ近所に高校生がいた。
その近所の高校生のところに遊びに行ったときに「 RYDEEN 聴く?」って言われて二つ返事で「聴くー!」と言って縁側に上がった。
当時の光景自体はあまり覚えていないが、縁側の先の部屋に大きなスピーカーがあった事は覚えている。
そのスピーカーから音が流れると、すぐに「あれ、全然違う…」と異変を感じる。
そう、当時小学校低学年だった私にとっての「ライディーン」は子門真人が唄う「勇者ライディーン」である。
「おかしい、いつまで経っても歌が始まらない」
たまらず、「これ、ライディーンじゃないよ!」と言うと、
高校生はニヤニヤしながら
「RYDEENだよ」と。
負けずに「やっぱり、ライディーンじゃないよ!」と言うと、
高校生は、
「RYDEENだよ」と(笑)
そんな押し問答が数分続いた記憶がある。
今思えば、確かに「RYDEEN」である(笑)
想像していた「ライディーン」とは全然違ったが、「RYDEEN」を聴いていると音がとにかくカッコ良くて、しばらく聴かせてもらった。
数日経ってから「また聴かせて」とその高校生の家に行ったくらいにハマった。
当時は山口百恵とかキャンディーズ、ピンク・レディー等のアイドル歌謡曲全盛時代。
小学校低学年な自分が聴いていた曲といえば、ほとんどがアニメの主題歌。
バビル二世やガッチャマン、キャシャーンにライディーン等々…
多分再放送だろうけど、当時はいろんなアニメがやっていた。
そんなアニメの主題歌やアイドル歌謡曲とは全く違うテクノサウンドを初めて聴いて、子供ながらに衝撃を受けた懐かしい思い出。
ご冥福をお祈りします