FUJIFILM X100V Velvia Capture One RAW オート
何やら、世の中的には賛否両論な感じのX-Pro3。
まぁ、世の中と言っても富士フイルムのX-Pro機はマニアックなカメラなので、世の中のごく一部界隈の話だとは思いますが。
X-Pro1からFUJIFILMのカメラを使い始めた自分からすると、個人的にX-Pro系の進化具合はいつもこっそり気にしてはいます。
もともとクセが強めのX-Pro系ではありますが、X-Pro3になってクセの強さが更に加速して(笑)。
ある意味、最高の趣味カメラだと思います、X-Pro3は。
な・の・で、
最高の趣味カメラだからこそ、OVFにはこだわって欲しかった。
あまり詳しく見ていないのでよくわかりませんがOVFの倍率固定問題、ブライトフレームの対応焦点距離関連をチラ見するとOVFが退化したようで。
まぁ、OVFは物理的に長いレンズだとケラれ問題も出て来るし色々と難しいところではありますが。
だからと言って、OVFのために焦点距離が同じでF値の異なるコンパクトなレンズをわざわざ買い足すのもなんだかなぁと思ってしまいますし。
結局のところ、23mmと35mm(換算約35mmと50mm)あたりがOVF的にはちょうど良いのかなと。
でも、OVFだからこそのX-Pro系だと思うんだよなぁ。
自分がX-Pro1を使っていた頃、XF14mmもOVFが良かった記憶があるけど。
14mm、16mmとかの広角方面でOVFが使えたらX-Pro系がもっと楽しくなるんじゃ無いかと勝手に思ったり。
アンケートを取ったらほとんどの人がEVFを使うので機能を削った云々的な話(富士の上野さん出演の動画)も聞きましたが、そんな事を言ってしまったらOVFありきのOVFのためのOVFだからこそのX-Pro機の意味(笑)
まぁ、カメラが売れない時代ですからね、こんなマニアックなカメラを出し続けてくれているだけでもありがたいのかもですが。
あと、何と言ってもX-Pro3で話題なのが背面液晶。
単純に使いにくいと捉えるか、潔い・漢らしいと受け取るか。
自分は老眼なので(笑)、撮影画像を背面液晶でじっくりと確認することはあまりしないので、その点に関してはそれほど重要ではありませんが設定を変更する事が多く、よくQボタンで設定画面を呼び出して確認するので、その点に関しては少々不便かなと、X-Pro3を持ってもいないのに勝手に心配しています。
ここからは個人的な話で。
以前にも書きましたが、換算50mmと75mmの画角はじっくりと撮ることが多いのでEVFの大きな画面で。
しかもLeicaのオールドレンズ等のMFレンズを使うので少しでも大きな画面がいいなと。
X-Pro1とX100Sを使って来た経験から、自分的にOVFの頻度が多いのは換算35mmまでかなと。
XF35mm f1.4の換算約50mmの画角もOVFで違和感なく使えますが自分の撮るシーン的にはEVFでじっくり撮ることが多いので、それなら少しでも大きい画面で見やすいX-T2がいいなと。
なので、自分の撮影スタイル的にはX-Pro系よりもX-T系が合っている。
それとX-T2の軍艦部のダイヤルのメカメカしさにやられたって事も大きいです。
当時はXF23mmF1.4もそのうちに手に入れてじっくり楽しもうかなとか思っていましたし。
(結局 X100Vに落ち着きましたけど)
と言う事で、脱X-Pro系、おいでやすX-T系にはなりましたが、X-Pro系が楽しいカメラであると言う事は間違いありません。
シャッター音とかフィーリングはX系で一番じゃないでしょうか。
X-Pro3は触った事が無いのでわかりませんが。
結局、何が言いたいのかあまり分からん内容にはなりましたが、X-Pro3はクセは強いが…、もとい、個性は強いが楽しいカメラ(だと思う)って事を言いたかっただけです。
ここから更にグダグダと長文が続きます。
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X-Pro1が出た当時はX-T1と言う存在自体が無く、誰もがX-Pro1でFUJIFILMのXレンズをどう使うかと色々と考えていた。
しかし、レンズが増えだしてOVF非搭載のX-E1が出てX-Pro1のプロ的要素の雲行きが怪しくなり、X-T1が出た事によって自信が確信に変わって真実になった。
そして、皆、薄々気がつき始めた。
X-Pro系の立ち位置ってどこなの? と。
本当の意味でのプロ機、本当の意味でのフラッグシップ機って…。
しかし、富士フイルムは今でもX-Pro系を出し続けている。
後継機を出すにあたり、差別化を図るには力一杯マニアックな路線に振るしかないと。
実用性だけを求めるなら素直にX-T系なのは誰の目にもあきらかですし。
でも、趣味の写真撮影では実用性だけでは無い何かが必要だと思います。
だから外観にこだわったり、材質にこだわったり、唯一無二の特殊機能にこだわったり。
ちょっと力を抜いて気楽にサクサクとテンポよく撮影するならやっぱりOVFですし。
何よりも素通しの世界を見ながら切り取る撮影スタイルは楽しい。
EVFだとどうしても息を止めて歯を食いしばって画面の隅々まで気を配って撮影してしまうので…私は(笑)。
その撮影にちょっと疲れた時はOVFにすれば肩の力を抜いてシャッターを切れます。
撮影後画像も非表示もしくは小窓にすれば細かい事を気にせずに次へ進めますし。
EVFだと念の為にもう一枚的な撮影スタイルになりますが、OVFだとシャッターを切ってもどんな感じで撮れたのかが分からないので、「さ、次に行こ、次に」となります。
自分自身はX-Pro機は手放しましたが、X100Vではこんな感じで撮影しています。
常にOVFって訳でもなくても、やっぱりスナップ等ではOVFがあると楽しさ倍増です。
個人的には写真撮影を楽しむ上でのプロ機、フラッグシップ機はX-Pro系であって欲しい。
貴族な値段でおなじみのLeicaは私のような小市民にはとてもじゃありませんが手も足も出ませんし。
清水の舞台からうっかり足を滑らせて落ちて足をくじきながら何とか買えるのは、Leicaのオールドレンス(L型)ですし。
あと、貴族つながりで言うとX-Pro系にもLeicaのようなモノクロ専用機をって要望があったようで。
確かにモノクロ専用センサーでのACROSもみてみたい気もしますが、それこそ貴族な値段にしないと採算が合わないんじゃ無いかと勝手に危惧しています。
個性があって楽しいX-Pro機ですが、X-Pro5、6あたりにはスティーブジョブズもびっくりするぐらいの進化を遂げたOVFが搭載される事を期待して、この記事を閉じたいと思います。
しかし、これだけ熱く語っているのに、X-Pro機を持っていないというね(笑)
そのかわり、インスパイヤ機のX100系で楽しんでいます。
あ、OVFの本家はX100か。
以上、(独断と偏見にまみれた)特殊な角度から富士フイルムのXシリーズ愛を語ってみました。
(一切の誹謗中傷罵倒叱責は受け付けておりません)
では。
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