子猫を保護してから1ヶ月くらい経った頃、小雨の降る朝に家の周りで子猫の鳴き声が聞こえた。
その声は翌日も聞こえたので気になって家の周りを探してみると、家から70mくらい離れた背の高い草むらの中から聞こえた。
草むらに入ると鳴き声は聞こえなくなるのでどの辺にいるのかが分からなく、それ以上は探せなかった。
鳴き声がする数日前にうちの子猫を迎えに来た母猫が草むらの辺りをうろうろしているのを見たので、ひょっとしたらその子供かもしれない。
だとしたらうちの子猫の兄弟だろう。
一歩間違えたらその子がうちの子になって、うちの子がその草むらで鳴いていたかもしれない。
草むらの子は親に見放されたのだろうか。
親元へ無事に戻れていればいいけど…。
猫にとって家猫になったうちの子が幸せなのか自然の中で生きている方が幸せなのかは分かりませんが、草むらの子は毎日毎日生きるか死ぬかの世界で必死に生きているんだろうな。
うちの子は気に入らない餌は残すし、ガッついて舐めるチュールも舐め残しはあるし、常に水も食べ物もある生活が当たり前で、気が向いたら主の手足をかじって生きてる。
草むらで鳴いていた子猫の声を思い出すたびに、色々と考えてしまう。
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