FUJIFILM X100S
FUJIFILMのX100Sは描写がオールドレンズっぽいとか独特とかって言われています。
逆光にも強くなくフレアとか結構出るレンズですね。
そのX100Sのオールドレンズ風な描写も魅力で、フレアを逆手に撮るのも撮影の楽しみではあります。
しかし、普通に撮るときには出来れば画質低下は避けたいよねと。
ってことで、多少はフレア対策というかハレ切り効果のありそうなレンズフードを物色。
純正のレンズフード「LH-X100」(フードとアダプターリングのセット)は如何せん高すぎ。
アダプターリングについては前回の記事で。
「X100Sにアダプターリング&フィルターを」
クラシックな形状のレンズフードはお洒落なんですけどね。
私はOVFを多用するのでクラシックフードはOVFの右端がケラれてしまうのがネック。
スリットが入っているので多少のケラれ対策にはなるのでしょうが、大きさもデカイしなと。
などと、あーだこーだと調べていて目にとまったのが、ドームフード。俗に言うフジツボフードってやつですが、ちょうどX100Sのフィルター径である49mmのやつがあるのでこれで良いかもと。
色もシルバーと黒があるし。
これをX100Sに装着しても写真の四隅がケラれることは無いみたいだし、この形状なら少しはハレ切り効果があるかなと。
(デジタルなんで正確にはフレ切りなんでしょうが)
で、X100でのドレスアップ講座だかの連載記事がデジカメWatchだかにあったので色々みると、どうもシルバーのフードを装着すると締まりが無いんだよな…と思う。レンズ周りが黒なんでブラックのE-6356のフジツボフードでもいいかもねと、我が家に転がっているマイクロフォーサーズで使用していた46mmのフジツボフードを当ててみる。
「あ、いいね、黒」
「レンズ周りも黒だし、フィルターも黒だし、シルバーよりこの方が全体的に締まって見えるな」と。
「よし、この49mmを買いにいくか」とドームフードのE-6356をメモりつつ、「この46mmのドームフードを付けられんかな…」という思いが。
「ステップアップリングがあるならステップダウンリングもありそうだよな。」
画角も換算で35mmだしメチャクチャ広角ってわけでも無いし、たった3mmダウンだしケラれずにすまないかな。
フードを新しく買うと2千円くらいするけど、ステップダウンリングは4百円くらいだし、差はでかいぞと。
もしケラれたら49mmの方を買えばいいしと、ひとまず「マルミ光機 ステップダウンリング 49-46mm」を購入してみた。
(以下3枚):FUJIFILM X-Pro1 + XF 35mm F1.4 R (ASTIA)
んで、手持ちの46mmのドーム(フジツボ)フードを装着。
結果は問題なし。
リング分3mmほど厚くなりますが、1500円の価格差はデカイですから。
元々46mmのドームフードを持っていなければ素直に49mmのドームフードを買えばいいんですけどね。
で、更にうれしい事にこのステップダウンリングのおかげで昔に買った46mmのPLフィルターも使えると。
X100Sはレンズシャッターで絞り開放ではシャッタースピードが1/1000が上限でNDフィルターは内臓されているので手持ちの46mmのNDフィルターの出番はありませんが、PLフィルターを使えるのは地味にうれしい。
って事で、アダプターリングに49mmのプロテクターフィルターを付けて、そこに49-46mmのステップダウンリングをかましてから46mmのフジツボフードを装着って形ですが、色々かました状態で写真を撮ってもケラれ無いのでOKでしょう。
これで日中の撮影でハレ切り効果やPLフィルターも装着できて、いい塩梅です。