年に一度の憂鬱な儀式

行ってきました、ネコ氏1号のワクチン接種に。

とにかく、我が家のネコズは病院が大嫌いです。

接種当日には飼い主の微細な異変を瞬時に察知し、なかなか捕まえさせてくれません。

それでもなんとか捕まえてキャリーケースの中に入れます。

ケースに入れられたネコ氏1号は「わぉーん、わぉーん」と悲しそうに犬のように鳴きまくります。

この瞬間が毎回毎回、本当に心苦しく、猫だけでなく飼い主にもたまらなくつらい時間です。

なんとかなだめながら接種を終えて無事帰宅。

ケースを開けると、一目散に逃げ出します。

飼い主が謝りに行っても、微妙な距離を取りながら逃げます(笑)

それでも、ご褒美のチュールにはダッシュで飛びつきます。

本当にげんきんなねこです(笑)

チュールを完食したあとは、飼い主のそばでくつろぎ始めます。

そのとき、主の顔をジッと見ながら、しっぽをぱたつかせます。

本人的には、必死で「まだ、怒ってるんだからね!」アピールをしてきます。

「ごめんよぉ~」と謝りながら頭をなでると、しっぽをぱたつかせながらもゴロゴロ言い始めます。

ほんと、かわいいやつです。

びびりでクセが強くて、3クセくらいある面倒なネコですが(笑)、根っこは単純なネコなので、面倒だけど楽は楽ですね。

吐きグセのある子なので、ちょくちょく吐いてカーペットや布団を絶望状態に追い込んだりとか、ウンチをした後に猫砂を派手に掻きすぎてウンチをトイレの外に吹っ飛ばしたりとか、掛け布団や敷き布団に粗相をして使用不能状態に追い込んだりとか、いちいちめんどくさいネコですが、基本は楽です。

いっぽう、ネコ氏2号は、ネコ氏1号の捕獲作戦のただならぬ異変に驚き、関係ないのに部屋の隅に隠れて息を潜めています。

びびりのネコ氏1号とは違い、普段は好奇心旺盛で、おてんばがすぎる子なのですが、病院のトラウマが半端なく、避妊手術時の病院帰りには部屋の隅の隅の隙間の奥の奥に逃げ込んで、それはそれは大変でした。

今回、ネコ氏1号の接種が終わり帰宅して、チュールを二匹にあげたのですが、それを少し残して姿をくらますネコ氏2号。

部屋のあちこちを探しても見当たらない。

散々探して、まさかと思いながら、隙間の隙間の奥の奥の奥の狭い奥の細道の先をライトで照らしたら、やつは居ました(笑)

今回、あんたは関係ないのに…。

関係ないのに、一度、籠城を始めると何時間も立てこもります。

本当にしつこいです。
これも毎度の儀式です。
このしつこさが、ネコ氏1号とおおきな違いです。

小さいのであらゆる隙間に入り込みます。

そのたびに、「ネコは液体だよな」と思います。

バビル2世のロデムですね、まさに。
(ネコ氏1号はでかすぎであらゆる隙間に引っかかるので固体ですが)

次に控えているネコ氏2号のワクチン接種本番が思いやられます…。

もう、今から気が重い…(笑)

ネコ氏2号はネコ氏1号よりはるかにすばしっこいので、捕獲も大変だし、帰ってきてからの毎度おなじみの籠城もしつこいし。

ネコ氏1号と違い、今まで一度も粗相やリバース等はしたことがありませんが、机の上などの貴重なものを噛んだり、落としたりして、あらゆるものを破壊してきました。

ネコ氏2号に見つからないように高いところに隠してあった小さなUSBメモリも見事に見つけ出し、水飲みの皿の中にそのUSBメモリを沈めるという悪行もおてのものです。

お願いだからこれだけはしないでね、って主が思うことを次々としてくるネコ氏2号。
目を離すと何をするかわからないので、飼い主がいなくてもすべての部屋を自由に行き来できるネコ氏1号のような信頼関係はまだまだありません。

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