続々・横道世之介

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と、言うことで、久しぶりにどっぷりハマった小説「横道世之介
文庫本としては分厚いと思うのだが一気に読み終えた。

最初はライカが出てきそうだと言う、ふとしたきっかけで読み始めた小説だったが、カメラが出てきたのは最後のほうで(笑)
最後のカメラを手にしてからのくだりは自分がカメラが好きなだけに「うん、うん」とうなずきながら読んでしまった。

主人公の彼女を撮影するときに、アンニュイとか「やっぱり不自然な方で」のやりとりがとてもおかしく可愛く(笑)

普段小説というものはほとんど読まなく、読む本と言ったら仕事方面の専門書かカメラ雑誌かカメラマンの書いた文庫くらい。
昔、学生時代に星新一の小説にどっぷりハマった事はあるが、あの時以来かも、むさぼるように本を読んだのは(笑)

小説を読み終えたところで、iTunesストアから映画の「横道世之介」をレンタルしてみた。
HD版は5GBもあるので、SD版の方をダウンロード。
約2GBのファイルを約30分で落とせた。

ただ、この表現豊かな描写の小説を映画にまとめるのは難しいだろうなぁと小説を読みながらふと思う。
2時間40分という映画の長さを見てもわかるけど。

映画の方は小説を最初に読んでしまったのでサラな気持で見られないので感想は伏せておきますが、最後に主人公の横道世之介がカメラを持って楽しそうに走ってる姿がよかった。
あと、小説には表現としては無いけれど、最初に撮った写真がブレてるところとか、露出の設定を間違えて取り直した写真とか、凝ってて良かったなぁ。

バルナックライカかと思ってたカメラはどうやら、CANONのIV Sbですね。

小説では何て事は無い当たり前の日常が事細かく繊細な描写で描かれていて、端から見ればただの日常でも意識と言うか見方を変えればドラマチックになるんだなと改めて思った。
それが人生なのかな。
自分がただの日常を切り取る写真好きだから余計に共感したのかなとも思ったり(笑)

 

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