先日、「桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年」を世田谷美術館へ見に行きました。
自分の理想のスナップがそこにはありました。
ちょっとボリュームがありすぎて、尚且つ、自分自身が気合いを入れ過ぎたため、後半は少々疲れました(笑)
ゼラチン・シルバー・プリントのモノクロ写真やバブル期のカラー写真を見て、フィルムって良いなと改めて思う。
シャッターを切る際の桑原甲子雄氏の視点を意識しながら見る写真はとても勉強になります。
スクラップブックに貼られたコンタクトプリントも面白かった。
出来ればもっとじっくり見たかったけど、ボリューム満点なのでコンタクトプリントはサラッとしか見られませんでしたが。
あと、桑原甲子雄氏が実際に撮影している動画も流れていてそれもなかなか面白かった。
大半がタクシーの車中での何気ない会話なのですが(笑)
アラーキー氏だけでは無くチョートクさんの名前も何回も出ていた(笑)
写真を見終わってからちょっと休憩して帰路につきました。
コメント
世田谷美術館は、以前何度も足を運びました。梅雨明けしたら蚊に喰われまくりそうですが(笑)、写真からも拝見出来るように緑豊かな良い環境ですよね。数年前に、建物の工事中で長い間閉館していましたが、再開された様で嬉しくなりました。横尾忠則展での「Y字路」シリーズの本物とここで出会ったんですよ。
開催中の写真展、大変興味深いです。桑原甲子雄氏の撮影シーンやタクシー内での会話。こういうのを観ると、その人に親近感を覚え、展示写真の見方がより味わい深いものになりそうです。雨によって緑が深みを増して行く様に、その箱の中で自分を静かに落としてみたくなりました。Photo714さんの理想のスナップというところもとても気になります。
淡々とした調子でお送りしたい。そんな気分になりました(笑)
yokosukeさん、
世田谷美術館のまわりの砧公園、大きくて緑が多くて圧倒されました。
ウチの近くの公園も異常な数の蚊がいますが、あの公園も大量に発生しそうですよね(笑)
あ、以前にお聞きした横尾忠則展での「Y字路」ですね。
やっぱり、実際に美術館とか展示会場に足を運びオリジナルを見ると違いますね。
>桑原甲子雄氏の撮影シーンやタクシー内での会話。こういうのを観ると、その人に親近感を覚え、展示写真の見方がより味わい深いものになりそうです。
まさにそうですよね。どんな感じの人でどんな風に写真を撮ってるとか、雰囲気とかが分かるとまた思い入れも変わりますしね。
>理想のスナップ
色んな意味で理想のスナップでした。
やっぱり60年という歳月はすごいです。
自分や親、祖母・祖父が過ごした時代を振り返って感じることで色んな思いがこみ上げてきました。
写真的にカッコいいとかステキとかだけで無く、その奥にある写真のすばらしさが桑原甲子雄氏の撮った普通の日常の写真の中にはあるように感じました。
>自分や親、祖母・祖父が過ごした時代を振り返って感じることで色んな思いがこみ上げてきました。
写真的にカッコいいとかステキとかだけで無く、その奥にある写真のすばらしさが桑原甲子雄氏の撮った普通の日常の写真の中にはあるように感じました。
家族や大切な人の写真って、究極ですよね。父親がたくさん撮ってくれた、僕が小さいころの家族アルバム。大人になって見返して「いいもんだなぁ〜」と、言葉に出来ない様々な感情が込み上げました。
桑原甲子雄氏が撮った「日常」というところですよね。その日常写真から、当時の時代の空気も感じ取ることが出来るのかもしれません。
yokosukeさん、
本当にそうなんですよね。自分の身内が過ごした世界・時代を写真を通して見ることが出来て、おっしゃるように当時の時代の空気も感じ取ることが出来きました。
普通の日常を撮り続ける大切さって、時を経て分かるもんだなぁと改めて思いました。