Leica M3の儀式

xp240014051409
Leica M3 C Sonnar T*1.5/50 ZM ILFORD XP2 400

我がライカのM3で撮るにあたりの儀式がちょっと楽しくて。
Rollei兄弟も似てるんですけど。

まず、裏蓋(ライカは底蓋ですね)を開けて巻き上げスプールを取り出す。
そしてその巻き上げスプールにフィルムの先っちょを押し込むのだが、矢印マーク状にパンチされた網目で入り具合を確認しつつグングンと押し込んでいく。押し込むときの入り込む感じが何か気持ちよくて、綺麗に入る(当たり前だけどw)となんか達成感がある(笑)
フィルムがスプールから外れないように押し込むだけの作業なんですけどね(笑)

で、ナナメって無いかを確認して丁度良い幅にフィルムを引き出してカメラに収めて、フィルムのパーフォレーション(送り穴)がスプロケの歯にしっかり噛んでるかを確認してからフタを閉める。
で、軽くたるみを取り、空シャッターを数回切ってカウンターを1に合わせる。
撮り始める前のこの一連のルーティーンがちょっと好きだったりする。
(面倒っちゃ面倒なんでしょうけどw)

気持がリセットされて「さぁ、撮るぞ」ってな気持になる。

ただ、ここで悦に入り過ぎると、感度が違うフィルムを装填したことをすっかり忘れ、ゴキゲンに数枚撮ってからハッと思い出してサーッと血の気が引き、片膝をついての考える人的なポーズで有名な、あのビスマルク状態(サッカー選手のね…ふるっw)になることがあるので、指さし&声だし確認は非常に大事(笑)

後はフィルムを撮り終えて巻き戻しクランクをクルクルと回して手応えが軽くなった時の達成感も好きだったりする。
で、おそるおそるフタをあけてキッチリパトローネ内にフィルムが収まっている姿を確認しての安息感(笑)

そのパトローネを手で軽く握りしめて、記憶を撮りきった達成感にもう一度ひたる(笑)

ま、本当の意味での安息は現像が上がってキッチリ写っているのを確認してからなのですが…。

自分の場合、まだまだ実験段階という事もあり、1枚1枚撮る前に露出を計りiPhoneで状況を記録するという面倒な事をやっているだけに余計に変な達成感が生まれるのかもしれませんが。

普通に勘露出でバシバシ撮ってたらここまでのおかしな達成感は無いのかもしれませんね(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました